あっという間に2018年も半分過ぎてしまいました。
この6ヶ月も、ご依頼の数だけ、ものづくりで、ご相談いただいた皆様の問題や悩みを解決したり、こうしたい!を形にすることができたのですが、なかなか、自社サイトにこまめに、ログを取っていくというのが、出来ていません。
ちょうど、一年も半分すぎましたので、昨年末にけっこう読まれた記事にあやかり、この半年に手がけたものづくりなどをまとめておきます。
全15件 一気にどうぞ。
目次
- IKEAのダイニングテーブルを魔改造!
- レザーのエプロンをつくる
- 地元のさくらまつりのポスターとキャッチコピー
- 失くなった掛け軸の箱の蓋だけを作る
- アイアンとレザーのチェアーの座面張替え
- インドネシアのベンチの修復と座面張替え
- イタリア料理店のネオン風LEDサイン
- 野点(のだて)で使うお茶会用のテーブル天板を作る。
- 韓国料理店の横断幕
- 父の思い出がつまった木箱を再生
- 朧銀の花瓶をランプに仕上げる
- さくらまつりのプレゼント当選者に缶バッジを制作して進呈
- 市が尾に新規開店のカフェにLED照明つきの掲示板を納める
- フォトグラファーさんが旅先についてきてくれる doko-photo.com
- ドローンの練習場 とうとう始まる。
- 最後は、ものすごい硬い材木でステンドグラスの枠を作る。
IKEAのダイニングテーブルを魔改造!
不要になったというので、お引き受けしたイケアのダイニングテーブルは、パインの集成材でしたが、厚みも十分にあり、大きさも使いでのありそうなサイズ。
そこで、これをああだこうだしまして、勉強机程度のデスクを2台にしてしまいました。もともとの脚が4本ですので、片側は板状の脚にしたりと工夫しました。
写真は、塗装前の状態で、この後、再塗装しました。無駄なく使ったので、端材は、幅10cm 長さ90cm位のが2本でただけ。これもまた何かのDIYで使えるので、ストックし、結果、写真にうつるまな板くらいの板が最後にあまっただけで、ほぼ使い切ることができました。
レザーのエプロンをつくる
これは、後述するレザーチェアの張替え用にと、浅草橋の方まで行って調達したヌメ革でできています。ちょうどいいと思って仕入れたものの、薄すぎたのと、致命的に穴が一箇所あいていたので、使えないため、思いつきでエプロンにしました。
紐は、真田紐。シルクの適度な滑り具合と、組紐ゆえの堅牢さ、それにヌメ革との相性も良さそうでしたので、使ってみました。
構想3時間 制作2時間というDIYでした。制作から半年弱で、現在はこの汚れ具合とテカリ。これからもヘビーな使い方をしてもしばらくは大丈夫そうです。
地元のさくらまつりのポスターとキャッチコピー
4月の頭に、当店も所属する桜台商店会が主催するさくらまつりがありました。それに向けて、商店会の会長をモデルにしたポスターを制作。
桜台という交差点で撮影した写真をベースに、桜の柄のネクタイだけ色を残し、そこに「桜台(ここ)でひと花」というキャッチコピーを考案。
当日は、見事開花!ではなく、1週早く桜は満開になり、当日は葉桜でしたが、若葉の繁る桜の木々のもと、過去最高の人出となりました。
ポスター、チラシなど数点の印刷物の制作を担当させていただきました。
失くなった掛け軸の箱の蓋だけを作る
掛け軸を集めておられるコレクターの知人から、箱の蓋だけ作って!というリクエストをいただき、制作。
箱と同じ桐材ですが、いかんせん色とか古さが違いますので、エージングなどを施してほぼ似た雰囲気にまでいたしました。
アイアンとレザーのチェアーの座面張替え
もう10年近く前に販売したインド製の牛革のアイアンチェアー。ご愛用の間に、革が劣化し、裂けてしまったということで、厚手のヌメ革を調達し、オリジナルの背もたれ部分とあまり違わないくらいまで色を濃くしたり、ヤケや鉄とタンニンの反応ででた黒いシミを再現しました。
革は濡らすことで、形やエンボスができるので、最初に形用の板を作ってから、濡らした革を当て、クランプで占めて癖付けをして、同じステッチで仕上げています。
もともと、このイスの張替えにと思っていた革は、結局見立てが悪かったので、後に、前述のエプロンになりました。



インドネシアのベンチの修復と座面張替え
中国のイスの補修にお伺いしたお客様のお宅にて、外玄関でくたびれた状態になっていたベンチを救出。
肘掛けの付け根にできた裂け目、劣化してポロポロと崩れるほどの革と、コンディションは非常に悪かったですが、
付け根部分は、再度裂け目を合わせて接着し、補強を入れて、着色。
革は、シボの入ったレザーと見紛う合皮でカバーリング。鋲を打ち直しておきました。
また、クッション材をどけてみてびっくり。タイヤのゴムを裂いたものを格子状にて貼ってありました。
これは、ベニアに筋を入れ、少しずつ曲げて局面にフィットさせて底板にすることで収まりました。
最近のフェイクレザーは、とても良くできていますね。







イタリア料理店のネオン風LEDサイン
地元青葉台で18年という人気のイタリア料理店。 もともと店頭にあったネオンサインに雰囲気を合わせつつ、力を入れていきたいというPIZZAのテイクアウト事業を告知する電飾を制作しました。



ネットでひたすら探して見つけたグニャリと曲げられて、ボンヤリ照らせるLEDライトを使い、昼間、道の反対からも、はっきり見える電飾看板に仕上がりました。色も点滅パターンもリモコンで簡単に設定できて、便利です。
周囲はヒノキの角材で制作。鏡板部分はアルミ複合板にカッティングシート、さらにイタリアのトリコロールカラーでテイクアウトやイートインの情報などを表現するステッカーを制作し仕上げています。
このLEDはなかなか優秀。またいつか使ってみたい素材です。
Taverna Cuare(タベルナ クアーレ)(facebook page)
野点(のだて)で使うお茶会用のテーブル天板を作る。
駒場の小堀遠州流の茶室 和楽庵さんのご依頼で、お茶の仲間の方にお使いいただく組み立て式のテーブルの天板を仕立てさせていただきました。天板だけなくなってしまったというものでしたが、新規に作るのとはことなり、これと揃いで使う家具の天板と同じ厚みと縁取り、色も7分程度の艶のある黒にということで、道具を探したり、塗装を工夫したりで、結構な時間がかかってしまいました。
トリマーという機械のビットをなんとか探し、塗装は黒のラッカーを調整して塗っています。
韓国料理店の横断幕
地域の飲食店さんからのご依頼が増えてきています。こちらは、設置も簡単な横断幕。ターポリンというテント用のシートにフルカラーで印刷したものです。



おすすめのメニューなどを記載しています。内装も落ち着いたラウンジ風で、お料理も美味しく、いつもお客様でいっぱいです。
Kim’s Kitchen 青葉台HONDAのすぐとなり リンクは公式ツイッターへ
父の思い出がつまった木箱を再生
お父様からずっと前にもらったという思い出の小箱。使い込んでいくうちに、持ち手はなくなり、蝶番は外れ、ツヤはなくなり・・・・
金具を新調し、曲がった蝶番は丁寧に叩いて平らにして付け直し、持ちてはヌメ側で可愛く作りました。
最後に、蜜蝋のはいったワックスで丹念に磨いて完成。
再び、お父様の思い出とともに、大切になさってください。
朧銀の花瓶をランプに仕上げる
北海道からのご依頼。河東郡音更という自然豊かな地でB&Bスタイルのお宿をなさっているイージーリビンテラス様
朧銀(ろうぎん)という金属工芸でできた花瓶をランプにしたいというご相談を受け、仕立てさせていただきました。
これまで陶器や磁器の花瓶をランプにするのは、なんどもやってきましたが、今度は、金属。
はじめての加工でしたが、陶磁器と違い、割れるという心配はないものの、時代がかった金物ゆえ
傷がつかないよう、これはこれで神経のいる仕事でした。
素敵な佇まいのホテルですので、シェードや台座もじっくり吟味いただき、最良な形でお納めでき、
自身にも大変思い出深い仕事になりました。
提案のための試作の台座も何種類か制作。
蓋や台座は当初、未塗装の予定でしたが、仕上げてみると違和感ということで、
焦げ茶に変更。
シェードは、ネットを通じて、オーダー。
運良く、バランスの良い既成のフレームがあり、それに別注の生地で仕立てていただきました。
さくらまつりのプレゼント当選者に缶バッジを制作して進呈
上述の桜台さくらまつりのガラポンの景品に、「オリジナル缶バッジの制作」というものを提供させていただきました。
結果、お二人のお客様が、当選後、ご相談にお見えになり、こちらの缶バッジを制作し、プレゼントさせていただきました。
会社の登山サークル そして地元の高校のバスケ部のみなさんのもとに旅立ちました。気に入っていただけたようで、高校の皆さんからは追加のご注文もいただくことが出来ました。
登山部の方は、会社のロゴマークを山に見立ててアレンジ。高校バスケ部の方は、校章の輪郭を使ってて、さらに今期NBAチャンピオンになったゴールデンステイト・ウォリアーズと同じフォントを使っています。

市が尾に新規開店のカフェにLED照明つきの掲示板を納める
横浜市の青葉区役所のほど近くにオープンしたカフェ ILMA CAFEさん。地元のフリーペーパー SPICE UPさんのパーティーでお目にかかってから2年ほどの時を経て、お仕事させていただく機会を頂戴しました。
今後、カフェで開催される様々な企画を、区役所や警察署に向かう方々にもPRしたいということで、掲示板を制作させていただきました。
開業時に設置された枕木を支柱に、木製の掲示板をというリクエストでした。「サーモウッド」「マグネットも使える掲示板用のコルク調シート」「USBバッテリーで使えるテープLED」を組み合わせたオリジナルの掲示板は、木目もうっすら見えるキシラデコールの黒で仕上げています。
日中は店内でUSBモバイルバッテリーを充電。夜はバッテリーとLEDを接続して点灯という運用です。
フォトグラファーさんが旅先についてきてくれる doko-photo.com
ウェブサイトに加え、愛車の撮影を依頼された際に、ナンバープレートを目隠しするボードを制作させていただきました。
軽量なアルミ複合板に、doko-photo.comのロゴマーク(マークも当方考案)を載せています。丸く抜いた穴はナンバープレートを固定するボルトを逃がすためのものです。
doko-photo.comは、実はプロの美容師である佐藤和人さんによる新たな事業。愛車や愛犬などとの撮影のほか、横浜観光の際に同行してくれていい写真を沢山撮ってもらえるサービスです。
もともとの本業である美容室 calmさんは青葉区つつじヶ丘 朝8時台から開店していたり、安心な毛染めのノンジアミンのヘナなどで、大変有名なお店です。
ヘアカット・スタイリングと写真撮影を組み合わせた新サービスもありますよ。
ドローンの練習場 とうとう始まる。
以前に、ロゴマーク、ウェブサイト、パンフレットなどを制作させていただいた横浜市緑区北八朔のみどりスタジオさん
BBQや、カラオケ、お笑いライブなど、幅広いイベントや活用方法でじわじわ人気上がってきていますが、
当初、計画するも、一旦消えかけたプランが奇跡の復活! それがドローンの練習場です。
広くて自然豊かな環境は、ドローンの飛行も可能で、撮影はもちろんですが、災害時とか農作業にも活用の場が見込まれているドローンは、やはり風があったり、日差しによる見え方とか、自然の中で実際に訓練することが必要だそうです。
それで、みどりスタジオさんのマークとは別に、みどりスタジオさんのドローン事業を象徴するマークと名称をということでご提案させていただいたのがこちらです。
北八朔=North 8ハチ3サン9キュー という謎掛けと、6枚のプロペラのドローンを組み合わせてできています。
名称はシンプルに フライトゾーン。
最後は、ものすごい硬い材木でステンドグラスの枠を作る。
イペ材ってご存知のですか?ウッドデッキなどで使われることの多い耐久性の高い材木ですが、なんと言っても特徴はその硬さ。ハンドツールではまったく歯が立たない硬さなので、電動工具で刻みや穴あけをしましたが、それでもソロリソロリとツールを動かしながらでないと、煙が出てくるほど。

いろいろお世話になっている外構工事、タイルやガーデニングの横浜LEADさんからの依頼で、お施主様持込のステンドグラスの木枠を制作しました。
これからフェンスに取り付けされるそうなので、仕上がりを楽しみにしています。