インドの魅力を10日間に渡ってお伝えしたイベント「染まるインディア」も盛況のうちに終了しました。お越しいただきました皆様に感謝申し上げます。
そして、ダンス、写真、料理、音楽、手しごとを披露してくださったインドの達人の皆さんにも重ねて感謝致します。(出展者一覧は、上記「染まるインディア」をクリックして御覧ください。)
さて、お越しいただけなかった遠方のお客様にも、インドの手仕事をお伝えすべく、本日より幾つかインド関連の品物を特集して、ご紹介します。是非、エスニカのネットショップも覗いてみて下さい。
まずは、第一番目の品 出展者Kocariさんよりお譲りいただいたのは、ネットショップに掲載したばかりの
インドの刺し子「グドゥリ」を使ったトートバッグです。
「グドゥリ」 実ははじめて聞いた名前でした。染まるインディアの期間中も、お客様に「カンタのバッグです」となんの疑いもなく、そうお伝えしていましたが、よくよくリストを見ると「Gudri Bag」とありました。
そこで、さっそくグーグル先生にお出ましいただき、調べたところインドのファブリックを扱う海外のサイトで以下のような記述を見つけました。
The term ‘Gudri’ comes from Gujarat and refers to a quilted coverlet. A highly skilled process, it involves the stitching of two or more layers of fabric, The layers of fabric are held together by a simple running stitch , although in some areas more elaborate stitches are used. The technique is similar to Kantha embroidery from Bengal and Sujani from Bihar.
簡単に訳しますと、以下のように言えます。
「Gudri」という言葉は、グジャラート(インドの西側の州)から来た名で、キルティングがされたカバーリング用の布。高い技能を要し、2枚あるいはそれ以上の生地を重ねてできている。重ねられた布はシンプルな直線のステッチで接ぎ合わされてはいるが、部分的に手の込んだステッチも用いられる。この技法は、ベンガルのカンタ刺繍、ビハールのスジャニに似ている。
引用元:fabindia.com
また、Kocariさんにもそのことを伺いましたら、
「インドの刺し子で、東のカンタ 西のグドゥリって感じでしょうか・・・
針目(ステッチの仕方)が違うって言われていますが、作り手によって刺し方は異なるので、はっきりこれはカンタ、これはグドゥリとは言えないと思う。」とのこと。
たしかに、海外のサイトをいろいろと見ても、cotton kantha gudri/Quiltなどと一つの名前で出ていることが多く、明確に分類されてはいないようです。
でも、地域によって、同じインドの似た刺繍でも呼び名が変わるという点、そしてグドゥリはグジャラートという地名から来たという点までは分かりました。
引き続き、調査していきたいと思います。
読者の中で、詳しくご存知の方がいらっしゃいましたら、コメント欄にてご教示いただけると、嬉しい限りです。
インドの染織、刺繍にご興味のある方は、コカリさんの展示会で、素晴らしい品物に出会えます。
こちらの各リンクより、お近くの展示会情報などをお確かめの上、お出かけください。
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