イベント 「染まるインディア」インドの魅力が詰まった10日間

イベント 「染まるインディア」インドの魅力が詰まった10日間

2013/09/25

 

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コンセプトは”「いつかはインドに・・」が「今すぐインドに!」に”

舞踊、詩、音楽、料理、写真、そして手しごとを通じ、インドと深く関わり、活動を続けるインドの達人たち。
インドのヒト、モノ、コトに触れ、彼らを虜にしたインドの魅力とは何かを探る10日間。
「いつかはインドに行きたいなぁ」という方も、このイベントに参加すれば「今すぐインド位行きたいっ!」と思えるような熱い内容となっています。

Opening Party 南インドの食と舞踊を堪能する

バラタナティヤム&モヒニヤッタム

インドが大好き、インドのこともっと知りたいという方が集まり、インドのよもやま話で盛り上がろう。
インド好きなら、きっと何かが見つかるたのしいプレイベントです。
絵画と音楽を専門にしていた二人が始めたマサラワーラーは、南インドの伝統料理を楽しく伝える注目のコンビ。
彼らの美味しいお料理を楽しんだ後は、南インドに伝わる2つの伝統舞踊【タミルナドゥ州のバラタナティヤム(岸美和さん)、ケーララ州のモヒニヤッタム(岡埜桂子さん)】の美しい舞に写真家八幡宏氏が、インドへの旅で撮影してきた作品を融合した本邦初のパフォーマンスをご覧頂きます。

日時:10月26日(土) 第一部18時〜19時頃 第二部19時頃〜20時30分
定員:40名 先着予約順(お申込みは、下記にてご案内しています。)
料金:一部二部通し 3000円/お飲み物実費(持ち込み可)
未就学児(保護者1名に対し2名まで)は無料/辛いお料理がありますので、未就学児分の食事は、お持ち込み可

Exhibition & Shopping インドの手しごとに恋をする

 

左3点Kocari/ 右3点funnyface
左3点Kocari/ 右3点funnyface

おしゃれにアクセント、インテリアにスパイス。 インドの染織、刺繍を使ったショール、ストール、バッグ、カバーリングなど、美しいインドのテキスタイルを普段の生活に加えてみませんか?鮮やかな差し色から、秋冬のおしゃれにコーディネートしやすい素材、色のアイテムが揃います。

また、写真家八幡宏氏の写真作品も、展示販売を予定しています。手頃でインテリアに加えやすいサイズのものから、大判の作品まで様々なピースをご用意しております。

エスニカからは、ブラスや木製のインドの暮らしのアイテムや古道具をご紹介する予定です。

展示販売の詳細

  • 10月26日(土)は、オープニングパーティーのため、日中の営業はいたしません。開場の17時過ぎより、一部、展示販売を致します。
  • 10月27日(日)〜11月3日(日)は、通常どおり、12時〜19時でお買い物をお楽しみいただけます。
  • 11月4日(最終日)レクチャーコンサート「詩と旋律」開催のため、一般のお客様のお買い物は12時〜17時となります。「詩と旋律」観覧のお客様は、観覧後から21時頃まで、お買い物のお時間を設ける予定です。
  • 大判の写真作品、メイン展示物のお求めについては、会期終了後のお届けを予定しています。小さな作品、アイテムについては、その場でお持ち帰りいただけます。
  • クレジットカードのご利用は、VISA&MASTERSのついたカードのご利用が可能です。

Try Sari インドのおしゃれを楽しむ

一枚の布でできているインドの女性の衣服「サリー」 旅先で、その美しい染め、織り、刺繍の手しごとに魅了されといった思わず買ったはいいが、タンスにしまいっぱなしという方もいらっしゃるのでは?

今回は、インドファッションにも詳しいfunnyface前田絵馬さんらの協力で、サリーの着方を楽しく学ぶ無料の企画もご用意しました。 着付けが終わったら、写真家八幡宏氏の撮影もある贅沢な企画。気分はもうボリウッドのスター!

小さなお子様には、ビンディーをご用意していますので、親子でインドのおしゃれを楽しんでは?

try sariの詳細

  • 着付けサポート:funnyface 前田絵馬ら
  • 日時:10月30日(水)13時〜17時 随時 所要時間、お一人あたり約30分
  • 費用:無料 予約不要
  • 自前のデジカメやスマートフォンの持ち込み、撮影も大歓迎(ぜひ、シェアして下さいね)
  • 自前のサリーの持ち込み歓迎。薄手で黒などの濃色の丸首Tシャツをお持ちいただくことをおすすめします。

Closing Event インドの詩と旋律に酔いしれる

詩と旋律 インド声楽、詩の世界レクチャー

第一部:愛に染まるインド〜インドの遊郭と美意識

インドの舞踊・音楽は、古代インドの遊郭に発達した芸能に起源を持ちます。
遊郭には洗練された美的感覚をもつ人々が集い、遊女、芸人、数寄者たちが、インド独特の風土・季節感を
詩に織り込んでうたい、踊っていました。
インド伝統舞踊や音楽の背景にある、美意識・美学を分かりやすく解説します。
※夕方の催し(バンディッシュ(歌詞)から読み解くインド音楽の詩美学世界)と合わせて参加いただくと、理解がより深まります。

  • 日時:最終日11月4日 15時〜16時頃
  • 講師;北田信
  • 費用等:無料(予約優先)
  • 定員:25名

 

第二部〜詩と旋律〜バンディッシュ(歌詞)から読み解くインド音楽の詩美学世界〜

北インド古典音楽の歌謡で歌われる歌詞は、サンスクリット抒情詩の伝統を受け継いでおり、その起源はブッダが生きた時代に都市や農村で行われていた世俗的な文芸にまで遡ります。
そこには、南アジアの季節感が、男女の恋の心象風景として描かれているのです。
しかし、それだけにとどまらず、本歌取り、掛詞に類似した手法によって、一つ一つの単語・表現に何重もの意味が掛けられ、たった二行の一見シンプルな詩節が、入れ子状の箱のようになり、深遠な意味の容器としての役割を果たしているのです。

もともとは恋の憂鬱や歓喜を素直に表現したにすぎなかった艶歌に、
いまや、三千年もの時間を経て熟成されたインドの神話、哲学、神秘思想が象徴的表現によって溢れるほどに盛り込まれ、たった数行の詩が、一冊の分厚い聖典にも劣らない深遠な宇宙を抱合するようになりました。

それはあたかも恋する人の果てしない妄想の宇宙のようであり、
緑の草の葉にきらめくひとつぶの水滴が、大宇宙を映し出しているかのようなものなのです。

北インド古典音楽で歌われる、バンディッシュ(歌詞)の裏に果てしなく広がる美的宇宙を、言語学者、北田信氏にひも解いてもらう、贅沢なレクチャーコンサートです。インド古典音楽の新たな楽しみ方をご紹介します。
北田氏に解説してもらったバンディッシュを、その後のコンサートで聴くことにより、より歌の世界の美しさに触れることができます。
さらに、インド音楽では、楽器も同様、歌うように演奏します。詩世界を美しくなぞるサロード(弦楽器)の音色の機微の美しさも、より一層クリアに心に響きます。
歌とサロードの幻想的な音色と、タブラーの細やかなリズムに乗って、より深遠なインド美学の歓びにひたりませんか?

  • 日時:最終日11月4日 18時 終了20時頃
  • 費用等:2000円(チャイ付き)
  • 講師:北田信
  • 演奏:北田信(サロード)根岸フミエ(歌)立岩潤三(タブラー)

 

参加出展者の紹介

写真家 八幡宏

1972年神奈川県生まれ。大学卒業後、就職するも3年で退職。写真の世界へ。
2001年東京総合写真専門学校卒業。2007年よりフリーランスのカメラマンとして活動。
人、物、事、光に惹かれて写真を撮り続けている。
初インドは2007年12月。一ヶ月間の新婚旅行として。きっかけはとあるラジオ番組でインド往復航空券プレゼントに当選したから。ようやく「インドに呼ばれた」。これまでに三度インドへ。

http://hirosy.com/

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インド古典舞踊:バラタナティヤム 岸美和

●Bharatanatyam バラタナティヤム

バラタナティヤムは、南インド、タミルナードゥ州のヒンドゥー寺院で発祥した舞踊で、その起源は2千年を遡ると言われている。「デーバダーシ」と呼ばれる寺院直属の巫女たちにより、神々へ奉納される舞として踊られていた。19世紀、インドがイギリスに統治され数多くの伝統が破壊される中、バラタナティヤムも衰退の一途をたどるが、識者たちの手により復興され、舞台芸術として新たな命を吹き込まれた。現在の踊りの形式は、19世紀以降に舞台芸術として整えられたもので、その基本形式には宗教舞踊の名残を留めている。直線的、幾何学的でダイナミックな動きを特徴とし、インドを代表する舞踊として州都であるチェンナイ(旧マドラス)を中心に広く親しまれている。

岸美和(バラタナティヤム)

2001年よりバラタナティヤムを始める。ヌリッティヤラクシャナジャパン主宰、山元彩子氏に師事。2007年アランゲトラム(ソロパフォーマンス)。東京、静岡を中心に公演やライブ活動を行うほか、北海道、九州、東北などでも公演等パフォーマンスを行っている。

http://lakshana-japan.com/

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インド舞踊:モヒニヤッタム 岡埜桂子

●Mohiniyattam モヒニヤッタム

モヒニヤッタムは南インド・ケーララ州の女性舞踊で、インド七大古典舞踊の一つに数えられる。古くはヒンドゥー教寺院の巫女によって神へ奉納されてきた舞で、芸能が豊富なケーララで独自に発展してきた。モヒニは「この上なく魅惑的な女性」、アッタムは「優雅な踊り」を意味し、女性らしいやわらかな動きが特徴である。モヒニヤッタムのゆったりとした曲線的な動きは、風にゆれる椰子の木や稲穂、おだやかに流れる川や海などケーララの豊かな自然に根ざしている。また、細やかな目の動き、豊かな顔の表情、ムドラーと呼ばれるハンドジェスチャーを使って多彩な感情を表現し、神へ捧げる愛を表現した祈りの舞である。

●岡埜桂子(モヒニヤッタム)

2004年丸橋広実氏のインド舞踊教室にて、南インド・ケーララ州の古典舞踊モヒニヤッタムに出会う。2010年よりケーララの女性舞踊・芸能の研究教育機関「Natanakaisiki」の創立者グル・ニルマラ・パニッカルに師事し、現地の大自然の中でモヒニヤッタムを学ぶ。2011年5月ケーララ州Natanakaisikiの舞台にてソロパフォーマンスを経験。モヒニヤッタムが織りなす優美で繊細な表現の世界に魅了され、インド・日本で公演およびライブ活動などを行いながら現在に至る。

http://mohiniyattam.blog.fc2.com/

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インドの染織、刺繍:Kocari 吉野美智恵

インド  ―  光、 影、 水、 土、 風 その中から生まれ育まれた、奥深く無限に広がる布の世界。
愛しいインドの布、手の仕事を、少しずつでも永く伝え続けたい・・・
Kocari  ― コカリ とは、アイヌの言葉で「包む」を意味します。
インドの手で作られたモノたちを、作り手の想いやその背景にあるものも一緒に包んで
大切に届けたい・・・ そんな気持ちを込めました。

http://homepage3.nifty.com/kocari/

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カンタ刺繍、ミラーワークのバッグ等:funnyface 前田絵馬

インドの北西部には広大なタール砂漠が広がり、
渇いた灼熱の大地には色とりどりの衣装を纏ったロマの人々がいます。
茶色く広大な荒野で彼らの原色の衣装はまるで花が咲いているかのように彩られ、
エキゾチックな雰囲気を醸し出しています。
そんなタール砂漠の中央に位置するオアシス、ジャイサルメールから布を取り寄せて、
一点物のバッグを製作しております。
人々が一針一針大切に縫い留めてきた思いを感じていただけたら何よりです。

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南インドの料理:マサラワーラー(武田 尋善、鹿島 信治)

ワナッカム!!ナマスカーラム!!ナマスカーラ!!ナマステー!アッサラームアレイクム!サーストリアカール!ハローハローハロー!!おれたちマサラワーラーVer.2.0!!
2008年結成
なぜか学生時代にヒンディー語を学んでいた絵描きの武田尋善となぜかシタールを買ってしまったロックなシタール演奏者の鹿島信治によるインド料理タッグチーム!
インド料理を作るのが好きで好きで、いつも作りすぎてしまうのでもっと作りたい!だったら食べたい人を集めて食べてもらえばいいじゃん!ということで結成された、いろんなところでインド料理を作る2人組。
2011年にはタミル・ナードゥ州マハーバリプラムにてインド人にインド料理を作るイベントも!
現地の人に「おっ、いつも食ってるやつだ。」と言われて大喜び。
2012年にはそれぞれ別のインドイベントのくじ引きでインド行きのチケットが当り、2013年二人でインド行き。
憧れのスーッパルスター『ラジニカーント』と会ったことにより、公約通りマサラワーラー解散!すぐにマサラワーラーver.2.0として再結成。
インド料理ユニットというより、インドの面白そうなもの全てに興味津々な2人組です。
ちなみに*マサラは正確には『マサーラー』で『香辛料(スパイス)』とか『調味料』、『具』とかいう意味で
ワーラーはヒンディー語で『〜のやつ』という意味なので『マサラ』+『ワーラー』=マサラワーラー
意味は『マサラのやつ』『マサラ野郎』『マサラちゃん』英語で言えば『スパイスボーイズ』?タミル語では『マサーラーッカーラン』になります。

http://masalawala.info/

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レクチャーとサロード:北田信

東京大学文学部言語学科卒。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学
ドイツ・ハレ市マーティン・ルター大学哲学部博士課程修了(インド学・サンスクリット語Ph.D.)
大阪大学言語文化研究科准教授(ウルドゥー語)
著書 The body of the Musician bern,2012
諸言語による文献と現地調査に基づき、南アジアの医学史、音楽史および芸能、風俗を研究。
古典音楽と弦楽器サロードの奏法を、アミット・ロイ氏に師事する。

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ヴォーカル:根岸フミエ

2005年、北インド古典声楽家Dr. Prabha Atreに声楽を師事、本格的にインド古典声楽を学び始める。以降、インド、ムンバイに定期的に通い、修行を積む。
バーンスリー奏者寺原太郎氏からインド古典音楽の指導を受けるなど、日本においても精進の日々。

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タブラー:立岩潤三

ドラム,パーカッショニスト。ドラムを坂田稔に、ダラブカをSusu Pampanin/Serdar BAGTIRに、タブラ・バヤを吉見正征樹/Prafulla Athalyeに師事。Glen Velezからフレームドラムのブライベートレッスンを受ける。ロック、ポップス、ジャズにとどまらず、インド、アラブ、イラン古典音楽、各種ダンスやライブイベントとのコラボレーション等幅広く活動中。活動範囲は日本以外にも台湾、香港、韓国、欧米各国からトルコetc…、エスニックMixtureユニット『Makyo』では、ポルトガル最大規模の野外フェスティバルBoom Festival 2010でのトリの演奏をつとめる。近年ではiOSAoosの音楽政策なども行う。

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会場、ご予約、お問い合わせ

会場:エスニカ 横浜市青葉区桜台25−1 桜台ビレジ1階13区 (地図のページ
お問い合わせ:045-983-1132(12-19:00/wed closed)