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「ユーラシア大陸の青は各地で少しずつ違う。青の道、『コバルトロード』と呼べるのかもしれないね」
これは、本展に先駆け半年に渡るロングラン展示となったINAXライブミュージアムで行われたやきものの展覧会「青の魅惑」のコーディネートをされたオリエントライブラリーさんがウズベキスタンの陶芸工房を訪ねた折、聞いた言葉だそうです。
たしかに、イラン、トルコ、ウズベキスタンの青いうつわや彼の地の建築で用いられる青いタイルなど、長い歴史の中で育まれた青のやきものは、同じ青といっても実に多彩です。中国の磁器へのあこがれや、ユーラシアの蒼い空、乾燥地帯において貴重な水といった自然、そして神とつながる色としての「青」をやきものを通して感じるとることができるのかもしれない。そんな思いをもって、「青の魅惑展」で大きな話題を呼んだ作品をもう一度、じっくり見てみようという展示を行います。
素晴らしい青のやきものたちは、中国家具や西アジアの毛織物、世界各地のテキスタイル等とコーディネートし、展示いたします。是非、ご来場ください。
写真で振り返る青の余韻展
日程
2012年4月14日(土)~5月14日(月) 12~19時
水曜は定休(4月18、25日 5月2、9日)
展示品のコーディネートを担当したオリエントライブラリーは、4月14日(土)、15日(日)、21日(土)のいずれも13~18時に在店いたします。
会場
エスニカ
横浜市青葉区桜台25-5 桜台ビレッジ1階
電話 045-983-1132
メール post@ethnica.jp
展示
2011年11月~2012年3月 INAXライブミュージアムにて開催された「青の魅惑」展出展作品の一部を展示します。
コチェル氏作品:タシュチニ大壺、サズ様式絵付け大皿、ババナッカシュ様式扁平蓋付壺)
ウズベキスタン陶芸工房(ウスマノフ工房、アリシェル工房)作品など
販売
青の魅惑展示作品よりギヴェン氏(トルコ)作品の一部(会期終了後のお渡しとなります。)
ウスマノフ工房(ウズベキスタン)の小さな絵付けやきもの(その場でお渡しできます。)
アリシェル工房(ウズベキスタン)の絵付け皿や盃等(その場でお渡しできます。)
資料
オリエントライブラリーさんのブログ 「イスラムアート紀行」
同サイト内 青の魅惑展に関する記述
■ブログ内のカテゴリー「青の道」
■ 青展無事終了御礼、常滑歩きと苗族刺繍の衝撃、パキスタンバザールでのカワーリ ( 2012-03-26 22:47:00 )
■ 「青の魅惑」 時空を旅する多彩な青 〜アディル・ジャン・ギュヴェン氏の青の世界 ( 2012-03-13 21:01:00 )
■ 「青の魅惑」 潤む青のタシュチニ 〜メフメット・コチェル氏 洗練優雅な青の世界〜 ( 2012-03-07 23:19:00 )
主催 エスニカ
協力 オリエントライブラリー