草ノ布展の概要
2012年秋にスタートした世界の手仕事を紹介するプロジェクトtekara。その展示企画tekara wonderの第二回目の開催。
今回は、まもなくやってくるジメジメの梅雨の季節にぴったり、植物繊維のインテリア&ファッションを特集。
目次
みどころ:カゴ、バッグ、衣類、ショール、生活雑貨、民族衣装、古布などを展示販売
紹介文
ラフィア、サイザル、アバカ、芋麻(ちょま)、ヘンプ、リネンなどの植物繊維は、日本を含めたアジアやアフリカの様々な地域で、衣装や生活の道具を作る際の素材として、文字通り古代から用いられてきました。
そして、現代でも、軽量で扱いが易しく、なによりその通気性の良さが愛されている素材です。
今回は、植物繊維を使ったアンティークの古布や衣装から、先人たちの知恵を学び、受け継がれた手仕事をさらに魅力的に表現する現代の工房やディーラーの活動、作品を紹介し、植物繊維の魅力を存分に楽しんでいただく企画となっています。
まもなく、迎える暑い夏を、快適にそして優雅に過ごすため、暮らしに草の布、草の小物を採り入れてみませんか?
写真で振り返る草ノ布展
- タイトル:tekara wonder vol.2 “草ノ布”
- 日程:2013年6月6日(木)>>>6月11日(火)12時―19時(最終日11日のみ17時終了)
- 会場:エスニカ https://ethnica.jp
個性豊かな6社とともに植物繊維の様々なアイテムを展示販売
出展者リスト:ASIAN ACCENTS / 井上企画・幡 / 小倉商会 / ギャラリー羅山 / Shop Miaomiao / tribe
特別企画 座談会も開催 満席御礼申し上げます。
タイトル:「界面としての布」クバ王国(コンゴ)のラフィア布の世界
ゲスト:渡辺公三先生 立命館大学副学長 文化人類学者
日程:2013年6月9日(日) 午後3時~4時半
定員:30名様まで。先着予約制
会場:エスニカ
プロフィール:
1984年~90年に1年半ほどアフリカ コンゴ共和国(旧ザイール)においてのフィールドワークを行い、
クバ王国の社会と伝統的工芸品のラフィア布を調査研究。
世界を代表する文化人類学者レヴィ=ストロース研究の第一人者であり、最近は現代人類学の基礎を作ったと言われるマルセル・モース(1872~1950)の業績を21世紀の視点から再評価し、その人類学的探求を掘り下げ、モース研究会などを主宰した。
主な著書:
『身体・歴史・人類学1 アフリカのからだ』『身体・歴史・人類学2 西欧の眼』(2009年、言叢社)
共著 『アフリカンデザイン』~クバ王国のアップリケと草ビロード~ (2000年 里文出版