子は宝 工夫と愛情を注いだ中国アンティークベビー家具

子は宝 工夫と愛情を注いだ中国アンティークベビー家具

2012/02/07

アジアの布や敷物、そして家具の木彫には、子宝や子の成長を願った様々なモチーフがあります。

ざくろの実は、種が多いから「多産」。犬は安産。鯉は「元気のいい男の子を授かり、立派になること」の意などなど。

 

中国の山岳民族 ミャオの人たちは、子供をおんぶする際に使う布に、刺繍や染めを施し、厄除けを祈願したりもします。

娘がいつか嫁ぐ日のために、母親は時に数年の歳月をかけて、布や敷物に願いや祈りを込めます。

ミャオ族 おんぶ布

では、家具の場合はどうでしょう?

さすがに木でできた家具は、「母さんは夜なべをして・・・」というのは考えられませんが、大切な子供のために誂えた家具がもちろん存在します。子供が怪我をしないように堅牢に、そして通気性をよくするために、格子やカゴをつかったりと、子供用家具なりの工夫があります。

下の写真は、先日、入荷した赤ちゃん用の中国家具と、以前にご紹介したものですが、どれも、ユニークです。

便利で抗菌処理がされたベビー家具が沢山ある現代では、こうしたものを実際にお使いになることが少ないかもしれませんが、

工夫次第でサイドテーブルやディスプレイ用の脇役としてお使いいただけると思います。

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