この記事は、壺や花瓶をランプとしてお使いになりたいという方から、多くのお問い合わせをいただいております。2010年頃の記事ということで、少し現在とは事情も異なりますが、参考に御覧ください。
エスニカのご近所にお住まいのお客様から、
ご自身のお手持ちの陶器の壺をランプにできないかという
ご相談を受けました。
中国から沢山の陶器のランプを仕入れていますが、
ほとんどは陶器の底に穴をあけて、そこから配線をしています。
でも、大切な壺。後で、また壺として使いたいときもあるでしょうし、
万が一、穴あけ作業の時に、割ってしまいでもしたら、万事休す。
そこで、毎回、仕入をしている中国のランプ屋で
色々なパーツを調達。試行錯誤して、ランプとして仕上げました。
そろえたパーツはこのようなもの。
台座、シェード、シェードの天辺の飾り、
そして、壺の口にあてがう円盤状の木の蓋等々。
(もちろん事前に完成した姿を想像して、パーツの寸法を計算しておきます。)
ソケットから連なるコードは一度つぼの中に入った後、
木の蓋にあけた1㎝弱の穴から外へ。
台座と壺の間には耐震用の防振・粘着パッドをつけて、転倒防止をしています。
壺の高台のサイズを測っておき、ピッタリのものをオーダーしました。
これが無事、ランプになった姿。
器の丸みを考慮して、やや広がりのあるシェードを組み合わせ、
さらに頭頂部の飾りも釉薬にちかい色のものを選んであります。
いかがでしょうか?
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ただ売っているものを使うだけでは面白くない。
今あるものを大切にしながら、素敵なお部屋作りをしたい。
本来の目的とは違う品物を、斬新な使い方で楽しみたい。
そんな方。ご相談ください。