アンティークの透し彫を使ったミラーの塗り替え

本日、ご紹介するのは、中国の古いレリーフを使ったミラーの塗り替えの事例紹介です。

アンティークミラー 塗り替え

中国の建具には、透し彫や浮き彫り、また小さなパーツを組んだものなどたくさんありますが、今回の鏡は、枠と鏡は最近の作で、レリーフ部分が古いもの。蓮の花を中央に配したデザインで、立体感もあり、良い仕上がりでした。

仕入れた段階(国内での買取)では、Beforeにあるように、ボルドーに似た赤茶の外枠と、金色にぬられた内枠、そして、縁を斜めに面取りした鏡という品物でした。

ネットに掲載して数日の内に、特注家具をはじめ、様々なお買い物をしていただいているお得意様より「渋い焦げ茶でアンティーク風の仕上げに」というリクエストを頂きました。

アンティークミラー 塗り替え

鏡と2種類の枠を全て外し、枠は、塗膜の除去>再着色>上塗り>エージングという順番で作業をし、完成。輝度も出来る限り押さえて、深みのある感じにしました。

エージングのポイントは、「長い間、手やものが触れてきたであろう場所を中心に、実際に使われてきた経過をイメージしながら行う」という感じですが、今回の品物については、枠部分のキズや凹みなどはないきれいな状態でしたので、エージングはかなり抑えめにしています。

レリーフの部分は、塗り替えはしませんでしたが、枠がつや消しになったのに合わせ、つや消しの処理をして、輝度を合わせています。

こうして、新たな姿になったミラーは、お客様が最近、お求めになったというアンティークの燭台と一緒に、チェスト回りをデコレーションしています。

アンティークミラー ディスプレイ

燭台>中央の植物>右端の丸皿と高さを変えて、全体としては3角形を描く、配置。

シンメトリー以外のディスプレイの場合は、このようにどこかに頂点を決めて、3角形をイメージして飾ると、ぴしっと決まります。